給与計算・賞与計算業務

まず一番大きいのはコスト削減でう。もちろん、アウトソーシングすることによって、外部委託先に支払う料金がありますので、その分のコストはかかります。しかしながら、給与計算業務を自社で行う場合、担当者の人件費に加え、給与計算を行うためのP Cや給与システムの維持やメンテンス費用が必要です。また労働関連法規などは、頻繁に改定されることもあり、それに対応するための勉強なども必要になってきます。多様な雇用形態で勤務する従業員が多い企業や従業員の多い企業などは、さらにその負荷が高いと言えるでしょう。給与計算のノウハウに長けた代行事業者にアウトソーシングすることで時間とコスト削減につながります。

給与計算業務は、従業員にとって大切な業務ではある一方、作業に時間やコストがかかり、会社の利益につながらない業務でもあります。しかし担当者には、本来、時間や能力を割いて欲しい業務があるはずです。定型的な業務に時間を費やすのではなく、より戦略的な業務に携わって欲しいというのは、どの企業も同様なのではないでしょうか？

前述のように労働関連法規や税制や社会保険制度などは、頻繁に改定が行われます。その都度、担当者には最新の情報をキャッチし専門的な知識をブラッシュアップし、規定を変更したり、給与システムなどの設定変更・テスト検証なども必要になってきます。ミスが許されない業務なだけに、大きい負荷となります。働き方改革などをはじめとした労働関連法規が、たびたび改定されていく中、その都度、給与計算業務に対応していくのは、大きな負担となるでしょう。

給与計算は、単なる計算業務ではなく、そこから会社の労務問題が垣間見えるものです。残業代の未払い、残業時間の上限カット、管理職の残業代の未払い、残業時間の集計時間、長時間労働の有無、欠勤控除の間違い、最低賃金違反等は、すべて給与計算を社労士事務所にアウトソーシングすることにより、問題が顕在化し是正が可能となります。

どんなに優秀な従業員でも家庭の事情や身体の病気等、会社を退職することがあり得ます。退職の申し出を受けて急いで代わりの従業員を募集してもなかなか良い人を採用するのは困難なことが多いものです。そのようなリスクから解放されます。

当事務所で給与計算を作った後に、従業員の給与明細書を印刷するのではなく、従業員のパソコンやスマートフォンにWEBで配信するサービスが可能です。給与明細書を渡す手間が省けます。特に事業場がたくさんある会社には、有益です。もちろん、年齢が高い方のみ紙での給与明細の発行も可能です。

給与計算には、当事務所の業務用給与計算ソフト（社労夢）を使用します。クラウド上にデータがありますので、お客様がいつでもデータの確認や閲覧ができます。
 

また、お客様のご希望により、クラウド対応のfreee人事労務ソフト等を使用した給与計算等も可能です。